Hello there!
以前、chatGTPに記事を書いてもらった話をしました。
今回は私人間が書いております。
英検1級合格に必要な英語力の基礎について
AIに書いてもらったら、そつなくまとめてはいるけど、経験や体験の裏付けのない、平板な内容でしたね。
なので、
生身の人間として経験したこと、そしてそこから得た教訓や感じたことなど、シェアしようと思います。
今回は英検1級に必要な「読解力」の養成について、私の経験をお話しします。
わたしは中学生のとき、英語で落ちこぼれかけていました。
それを見かねた母が、近所の評判の良い英語塾を聞きつけてきてくれて、その「風呂屋町」の英塾に通い始めることになりました。
そこで教えていただいたのが「まいべん」メソッドでした。
「まいべん」=「毎日勉強」です。
・小さなノート(ちびっ子ノート)に書き写し、
・日本語→英語の想起訓練を毎日行う、
というとてもシンプルな、しかし効果絶大な方法でした。
この方法を真面目にやっていたら、みるみるうちに、英語の落ちこぼれから英語優等生になったので、学校の先生が試験の答案用紙を返してくれる時、訝しげに答案と私を交互に見て、なかなか返してくれませんでした。
自分の席に戻るときに、とてもうれしくて、誇らしかったことをよく覚えています。
「まいべん」でやったことは、結局「基本文例」の暗記、つまり中学校で習う「基本文法」の体得でした。
この基礎があったおかげで、あとは「単語力」をつけることと、長文読解に「慣れる」ことで「英検1級」に必要な「読解力」を達成することができました。
前にも書きましたが、やはり「基礎」が大切ですね。
今、わたしは仕事は魚屋で、長時間過密労働のブラックな職場にいます。社会に出てからは、遠距離通勤の時に「ラジオ英会話」や「基礎英語」などを聞いたりして、細々と英語の糸を切らずにきました。仕事で英語を使うことはほぼありません。
また、若いころ、休日や、シフト勤務の日の早朝に他府県まで習いに行っていた「合氣道」の、世界大会に参加したときに知り合ったアメリカ人参加者たち(FBI麻薬捜査官もいました)と簡単な会話ができたことがうれしかったことも、英語を続ける動機になったと思います。
細々と英語との縁を切らずにはきたものの、英語力にそれほど自信があったわけではありませんでした。
そんな中途半端な感じに区切りをつけるために、一度「英検」を受けてみるか、と思い立ちました。
で、受けたら落ちました泣
やはりうわさ通り、単語レベルが日ごろ目にするものとは違っていました。
長文にも慣れていませんでした。
リスニングも耳がついていきませんでした。英作文も歯が立ちませんでした。
でも、「惜しかったな~」と自分では評価していました。「がんばればいけるんじゃね?」と、それこそ「ポジティブ」に考えていたのです。
2回目の試験、どうしようかなと思いつつ、関心は他のことに移っていたりして、結局1年が過ぎようとしていました。
で、やっぱり受けよう!と思い立ち、前回はコンプリートできなかった
・『英検1級集中ゼミ』
・『英検1級過去6回全問題集』
を中心に取り組み始めました。
取り組み方は、
・本番と同じように時間を設定して取り組む
・単語は実際の英文(問題の長文)を読みながら覚える
・単語力(ごい力)は、やはり長文読解にも、また最初の「短文空所補充」問題対策にも必要なので、別途 『英検1級でる順パス単』にトライしました。
英検1級の試験は、長文がいくつかあって、「速読」しないと攻略できません。
それこそ「返り読み」なんかしてたら間に合いません。ましてや文法構造分析なんかしている暇はありません。
そこで、上記のテキストとは別に、速読対策・慣れ対策として、家に積読してあった
『速読英単語・上級編』や『リンガメタリカ』を毎朝コツコツと、時間を記録しながら取り組みました。
『リンガメタリカ』は内容が面白く、トイレに置いて、用を足すときに読むようにしていました。面白かったので、旧版に加えて新版も買いそろえました。
(「テーマ別」と銘打っている通り、様々なトピックを扱っているので、ライティングやスピーチ対策にも好都合でした。)
しかし何といっても私のおすすめは『速解の英語』(名和雄次郎著)です。
「概要や要点をとらえながら一気に読む」ための方法がしっかりとした理論的基盤をもって書かれています。一読をおすすめします。
長文は、やはり「慣れ」が必要です。そしてそれが最も効果的だと思います。なので
も買おうと思ったのですが、上記の『過去問』をすべて終えるのに手いっぱいで、結局買いませんでした。
長文過去問を読めば読むほど慣れてきて、読むのも速くなりました。
受験テクニックと脳機能の面からの助言
もちろん、「受験テクニック」、言い方を変えれば「問題処理の基本技術」として、
「先に設問に目を通しておく」ことにも慣れる必要があります。
※人間の脳には「RAS」という機能がそなわっており、簡単に言うと、自分の興味・関心のある情報を無意識に多くインプットする『フィルター』のように働きます。
なので、漠然と読み始めるよりも「質問」をもって読むほうが、必要な情報をとらえやすくなるというわけです。
なお、この方法は、読書一般にも使える方法で、本を読む前に「質問」を何個か用意して読み始めると、その読書の質とスピードが上がります。
さらに言えば、会議への出席にも使えますね。「質問」「疑問」を何個か準備して会議に臨むと、参加の質が爆上がりします。
このように、「読解力」の向上のために
- 速読速解の理論を学び
- 毎日速読を1ページずつやりながら
- 長文に慣れるために、過去問の長文を時間を測りながら解き、
- 単語帳の単語にチャレンジした。
ということをやりました。
単語力については、長文をいくつか読んでいるうちに馴染みの単語が出来て覚えたりしましたが、効率を求めると、やはり「アプリ」も活用しました。
わたしが使ったのは、「mikan」というアプリです。これの練習問題形式を解きながら覚えました。
つまり、空欄補充形式の文章完成型の問題です。このほうが、その単語の文章の中での実際の使われ方が体得出来て効率的だと思います。
そのほかよく使ったのは、「vocabulary.com」というサイトをスマホのhome screenに追加して、辞書のように使っていました。
これの良いところは、
1.解説が学生向きで面白い
2.発音がすぐ聞ける
3.自分のリストに追加していける
4.マイク入力で検索することで発音が正しいかどうかチェックできる
などです。
まとめ
読解力をつけるには、シンプルに言えば
1.基礎力(基本文型を身に沁み込ませる)
2.長文に慣れる(速読速解の理論を学び、それを実地に応用し鍛える)
3.単語力つける(長文読みながら覚える+1級用単語帳併用)
が必要条件でしょう。
実際には、英検の試験日までに、など「期限を切って」、「毎日一定量以上の英文を読む」と同時に、「単語力」を平行して身につけていく、ということになります。
読解力、リスニング力、英作文力、スピーキング力、いっぱいやることあるやん!
と思われるかもしれませんが、実際は、その対策はカブるところも多いので心配はいりません。
つまり、「読解力」対策として行う長文読解、長文速読を鍛えれば、おのずと「リスニング力」も鍛えられます。
なぜならリスニングしながら理解する速度、処理する速度が速くなるからです。
逆もまたしかりで、リスニングの対策にVOAのサイトでリスニングしながらスクリプトを読めば、長文読解力も鍛えられるのです。
そして、長文速読を繰り返しているうちに、単語(語彙)もなじんできて、自然と口からついて出るフレーズなども増えてきますので、スピーキングに役立ちます。
だからあせることはありません。
しっかりルーティン化・習慣化して取り組んでください。
勝利は手繰り寄せることができるのです。
今回はちょっと「人間らしく」経験談の量が多すぎたかもしれません。
ではまた次回! Kurosanでした。
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