Hi there! Kurosan here!
今回は、前回に引き続き、chatGTPの書いた「英検1級に必要な英語力の基礎」の記事を、人間である私が膨らませる内容です。
今回は英検1級対策の「リスニング力」についてです。
chatGTPが教えてくれたのは、次の内容でした。
「英検1級では、高速で話される英語に対応することが必要です。リスニング力を向上させるためには、映画やテレビ番組、英語ラジオ、英語学習アプリなどを活用することが有効です。」
これだけかい!(きっと、こちらからの質問の仕方が不十分だったのでしょう。)
まずは人間らしく、私の経験からお話しします。
私がリスニング力を向上させるために取り組んだこと。
- 「VOA LEARNING ENGLISH」 を毎日聞いた。
- 「英語喉」をやってみた
- 「過去問」を実際に聞いて解いてみた
ここでも繰り返しますが、英語習得の基本は、「慣れること」です。
なので、「リスニングの機会を多く持つ」ことが有効です。
CDやMP3など、いまではたくさんリスニングのメディアがありますね。しかし、短時間で効果的効率的に「リスニング力」を向上させようとするなら、ここで戦略的に取り組む必要があります。
いろいろ考え方はあると思いますが、私は次の考え方に沿って取り組みました。
- 「習うより慣れよ」、ではなく「習って慣れよ」
- 段階を踏め
1について言うと、やみくもにリスニングするのではなく、まず理屈や基礎を学んでから、大量のリスニングに取り組んだほうが効果的だということです。
リスニング力向上のトレーニングとして、よく「ディクテーション」とか、「シャドウイング」とかが推奨されています。たしかに効果はあると思います。
しかし、その前にやるべきことがあります。
それは、一つは「フォニックス」であり、もう一つは「発音記号」であり、そして「英語喉」です。これらが私の思う「基礎」です。
「リスニング力向上のための基礎3課題」
- フォニックス
- 発音記号
- 英語喉
これらはどれも別に章立てて説明すべきほど重要なものですが、ここではかいつまんで説明します。
1、フォニックスとは、発音とアルファベット文字との関係性を学ぶ音声学習法のことです。英語圏の子供たちはこれを最初に教わるそうです。
これを学ぶと、知らない単語でも、読み方がわかる、耳で聞いただけでスペリングがわかる、ので便利です。
参考サイト:【大人のフォニックス】 https://youtu.be/oH6IA8gLEms ←おすすめ!
ここ(フォニックス)を通ってからリスニングやスピーキング練習をすると、ウソのように質が向上しますよ。
2、発音記号は英語習得にとても便利です。なんせ記号をみれば「発音」がイメージできるのですから。ほとんどの場合「音声」不要で発音がわかるのは、素晴らしいアドバンテージですね。
森鴎外が『舞姫』のなかで、ドイツに留学した時に彼が話すドイツ語を現地の人に褒められた、と書いていますが、きっと彼の使っていた辞書に「発音記号」的なものがあったのだろうと想像します。
発音記号を学ぶ時の注意点として私が特にお勧めしたいのは、「舌の位置を横から図解したものを使う」ということです。これは、発音記号と音声だけの場合よりも、ずいぶん理解が深まります。
3、「英語喉」は、知る人ぞ知る、英語発声メソッドです。これは、私にとっては「英語発音」の概念を根本的に変えてくれたメソッド、考え方でした。
さらに、英語の発音、発声の原理原則を理解しておくことが、リスニングを容易にする、という効果も期待できます。
ただ、『英語喉』のテキストには、少しわかりにくい表現や、独特の記号が使われているように私には感じます。「げっぷポップ」「アクビポップ」「ブルブル凧」とか、いまだに理解できずにいます(笑)
しかし、全体としては貴重な情報が多く、英語習得の必読書の一つだと思います。
またこの本には『機関銃英語が聴き取れる!-リスニングの鍵はシラブルとビート』という姉妹書があって、「シラブル」について理解を深めるのに役立つ内容になっています。
私が学校で英語を学んだ時には「シラブル」なんて聞いたことない言葉でしたが、これも英語習得上は必修ですね。
「英語喉」についてはネットで著者本人による動画シリーズが公開されています。いい声でレクチャーしてくれるので、おすすめです。
二つ目:英語喉レッスン動画
ここまでを「基礎」として押さえたうえで、リスニングの実践練習をします。実際には、練習をしながら基礎を学ぶという風になるかもしれませんね。それでももちろんOKです。
英語習得はスポーツと同じなので、毎日やったほうが良いに決まってる
それで実際に「英検1級」試験対策なのですが、
毎日コツコツ英語を聞く
ことが大切です。そして、いきなりハイスピードのものを聞くのではなく、段階的に進むことが良いと思います。
そこで私が選んだのは、「VOA LEARNING ENGLISH」でした。
ニュースやレクチャーが、学習者向けのスピードで読み上げられ、記事もあるのでリーディングとリスニングとが同時に学べます。しかも、最新ニュースなので英検1級のライティングやスピーチ対策にも使えます!
わたしはスマホに「アプリ」をダウンロードして使っていました。
そしてこちらは学習者向けpodcastです。
LEARN AMERICAN ENGLISH PODCAST
これらを毎日(毎朝)ちょっとずつ聞いて、コメントを残したりして楽しんで、そして休日にはまとまった時間を確保して、「過去問」に取り組む、というルーティンでした。
「過去問」に取り組むメリットはたくさんあります。
1、リスニング練習になる
2、英検独特の問題形式に慣れることができる
3、ナレーターが同じ人なので、馴染みになって落ち着く
試験というものは、実力だけではなく、その試験の特性を知り、それに慣れることも大切です。
過去問にチャレンジしていると、ナレーターをしている人たちがほぼ変わらず同じ人たちだと気づきます。
あの声のおっちゃん、おばちゃんに親しみを覚えるようになります。
そして、実際の試験会場で緊張の試験を受けるとき、聞こえてきたのがあの馴染みあるおっちゃんおばちゃんのあの声!
緊張も適度にほぐれ、リラックスして試験に臨める、というわけです。
余談ですが、私が2回目に自信をもってリスニングの試験を受けたとき、結果はひどいものでした。
その原因の一つは、試験会場の「ラジカセ」の音質のひどさでした。(以下、愚痴が混じります)
音響機器テストの時は、ちょっと聞き取りにくいところもあるかなあ、という感じだったのですが、実際に試験が始まってみると、低音部分が響きすぎて、さらに音が大きいためにワンワンという感じになり、はっきり聞き取れませんでした。思わず周りの人の反応を見まわしたくらいです。(誰とも目は合いませんでしたが。)
言葉を大きな音で鳴らす場合は、低音を響かせ過ぎず、むしろ高音域部分を強調するくらいでちょうどよいと思います。
英検試験関係者には、ぜひ考慮していただきたいところです。
もし会場で音質テストの時に気になったら、ガマンせずに、「低音域を絞って、高音域をあげてください!」とリクエストしたほうが良いと思います。あるいは、試験開始までの待ち時間の間に試験監督官の方に声をかけて、上記の説明をして調整をお願いするのも良いかもしれません。結果を左右することなので。
で、最後にまた、技術的なことなのですが、
リスニング試験もまた、
先に設問を読んで、何が問われるのか推測しておく
ことが決定的に重要なポイントになります。
これは前回にもお話しましたが、脳の「RAS」機能にかかわることです。
つまり、質問をもって本を読むと、答えが見つかりやすい、というアレです。
普段は見過ごしているポストも、「赤いもの」を意識して歩いていると目に入り気が付く、というアレです。
なので、試験の時は、時間配分をしっかり決めて臨み、リスニングテスト開始までに時間を確保して、リスニングパートの各設問、選択肢の内容をできるだけ把握しておくことが重要です。
今回は随分長くなってしまいました。最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。
次回は「スピーキング力」についてお届けする予定です。
ではでは。Kurosanでした。
P.S. ご意見・ご感想お待ちしております。
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